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環八との交差点、高井戸。井の頭線で唯一の高架駅であり、ホームの幅もかなり広い方だが、高架下を通る環状八号線には常に車が行き来しており、あまり落ち着いた雰囲気ではない。ホーム端は見晴らしがいいので、列車撮影ポイントとしてよく紹介される駅である。 駅の形状は1面2線の島式タイプ。2006年12月に駅改良工事が実施され、改札外の雰囲気が以前とは大きく変わった。 |
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◆ 駅の放送
旧放送
〜おまけ〜
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● 歴史小話 ● |
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〜なぜ片方だけ築堤か?〜 高井戸周辺は、上り線が築堤、下り線が高架橋を利用している。なぜ下りのみ築堤なのか? その謎は過去に遡ることで解くことができる。実は高井戸は、昭和40年代まで2面2線の相対式の駅であった。左の写真を見てもらうと分かると思うが、築堤には上り線の隣にもう一本線路がひけるぐらいの余地がある。これが何よりの証拠だ。以前、下り線は上り線のすぐ横にひかれており、上下線とも築堤を利用していた。しかしホームを島式に改造した際に、下り線が南側に移設されたため、現在のような姿になったのである。 |
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〜古くからの立体交差〜 「井の頭線 沿線の一世紀」という本に、昭和22年頃の高井戸周辺の写真が載っているのだが、そこには驚くべき光景が写っている。 田圃の真ん中を、舗装もされていない環状八号線が貫いているのだが、なんとそれを井の頭線がガーター橋で跨いでいる。つまりこの頃から井の頭線は、先を見越してすでに立体交差になっていたということだ。残念ながら画像使用の許可を取っていないので、サイト上にその写真を載せることはできないが、昭和22年という京王帝都電鉄もまだ発足していない頃から、現代の「開かずの踏切」を回避していたという凄さは、分かっていただけると思う。 |
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