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環七との交差点、新代田。隣駅である下北沢・東松原との駅間距離は非常に短く、両駅ともホーム上から望むことができる。ちなみに、新代田〜東松原間が、井の頭線の中で、一番駅間距離の短い区間で、駅間はわずか500mほどしかない。 駅の形状は2面2線の相対式タイプ。駅はカーブの途中にあり、渋谷方面のホームの先頭車付近では、ホームと電車との間が広くあいているため、電車が到着すると、足下注意放送がホーム下から流れる。 |
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◆ 駅の放送
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● 歴史小話 ● |
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〜幻の「代田連絡線」〜 井の頭線は、昭和20年の東京大空襲で大打撃を受け、焼け残ったのはたった7両、すぐに稼働できる車両は、かろうじて神泉のトンネルに避難させた2両だけという、壊滅的な状態となった。井の頭線は他線との連絡線が一切無いため、応援を他の路線に頼もうと思っても、その術がない。そこで急遽とられた措置が、代田二丁目駅(現・新代田駅)と東急小田原線(現・小田急小田原線)の世田ヶ谷中原駅(現・世田谷代田駅)との間に臨時連絡線を作るというものであった。この「代田連絡線」は、今では考えられないスピードで工事が行われ、構想から僅か1ヶ月足らずで完成。連絡線を使って、続々と応援車両が井の頭線に投入された。 昭和28年、戦後の復興と共に代田連絡線は廃止され、約8年間の短い使命を終えた。現在この付近には住宅が密集し、連絡線はもはや痕跡すら残っていない。本当に幻のような出来事であった。 |
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