井の頭線の駅
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  地域密着型の路線

井の頭線の総営業距離は12.7km。駅数は17駅。全線を各駅停車で乗っても、所要時間は25分たらず。また駅間も非常に短く、一番短い新代田〜東松原間はわずか500mしかありません。
しかしそんな短い路線であっても、井の頭線は地域の人の足として重要な役割を果たしています。朝ラッシュ時には富士見ヶ丘〜渋谷間は約2分間隔で運転、昼間は急行が1時間に5本も走り、夕方ラッシュ時には渋谷駅発の電車の最後尾は、常にすし詰め状態です。
また、桜の咲く時期には、井の頭公園駅をたくさんの花見客が利用し、あじさいの季節には、東松原駅で「あじさいライトアップ」が行われるなど、四季折々の風景も沿線に広がっています。





  急行の存在

都区内の短路線の代名詞とも言える井の頭線ですが、ちゃんと優等列車として「急行」が存在します。急行の渋谷〜吉祥寺間の所要時間は最速16分。停車駅は渋谷、下北沢、明大前、永福町、久我山、吉祥寺です。全列車が永福町で各駅停車に接続します。
急行が井の頭線に登場したのは、昭和46年のことであり、意外と歴史は古く、停車駅なども登場時から変わっていません。運転開始当初の所要時間は最速17分でしたが、平成13年の3月から最高速度が80km/hから90km/hに引き上げられ、現在の所要時間となりました。





  土曜日専用のダイヤ

井の頭線には、土曜日専用のダイヤがあります。運転本数は、平日と休日の中間くらいで、主に朝間をオリジナルのダイヤとして組んでいます。週休二日制の普及により、都市部の鉄道では1980年代以降、主に夕方の運行本数の削減する形で、土曜日ダイヤの新設をする路線が、多く見られました。しかし1990年代になると、そのほとんどは休日ダイヤに統合され、今では土曜日ダイヤを持つ鉄道は数少なくなってしまいました。井の頭線沿線には、私立高校も多く、週休二日制と言っても、土曜日にはまだまだたくさんの学生が利用しています。そんなこともあって、井の頭線は、東京圏で唯一土曜日ダイヤを持つ路線として、生き残りました。




そんな井の頭線の各駅の、写真や音をこれからご紹介します。

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